2022/05/21 23:37
ツイーターについてですが、まず一般的に広く採用されているのはドーム型のツイーターです。
ドーム型は指向性の広さや過渡特性、音色の良さといった点から採用されることが多いです。
ドーム型でもハードドームとソフトドームがありますが、特にシルク素材によるソフトドームツイーターはツイーターの中でも一番聴きやすく失敗が少ないと言って良い方式です。
また、比較的どの様なスピーカーにも合わせやすいツイーターです。
シルクドームといっても様々な仕様があり、繊維の太さや表面のコーテイングの違い等聴きやすいなかでもそこそこなものから非常に高音質なものまであります。
当店で扱っているシルクドームツイーターはどれもコストパフォーマンスに優れた非常に高音質なもののみ扱っております。
その他にも金属製のドームツイーターや、リボンツイーター等さまざまな方式があります。
金属製はアルミが一般的かと思いますが、アルミは薄く加工するのが容易で、分解能が高く高域の伸びが非常に良いです。
形状もドーム形や逆ドーム型等様々ですが、その中でも当店の扱っているアルミ振動板のツイーターは超高域の伸びも良く指向性も広いので一般的なアルミ振動板を採用したハードドームツイーターよりコストパフォーマンスは高いかと思います。
スピーカーはユニット毎にその担当範囲を低域と高域とに分けるため、ツイーターとの音質的な相性や音のつながりが非常に重要になります。
この時に、方式の差によりつながりの良し悪しが出てしまうことが多くあるので、チューンナップツイーター等を検討する際はドアスピーカー等の特性などの考慮も非常に重要です。
次回でスピーカー選びについての連載は最後となります。